2社間ファクタリングのメリットとリスク【財務会計支援機構】 Column
ファクタリングには2社間と3社間があります。
状況や経営者の希望によってどちらが良いのかとは言い切ることができませんが、特徴を知った上で適切な方を選択することが大切です。
2社間のメリットは売掛先に通知がされないことが挙げられます。
取引先に資金繰りが悪いことを知られたくない経営者もいるでしょう。
余計な勘ぐりはされたくないものです。
もし、バレてしまうと信頼関係が崩れてしまう可能性もあります。
そのため、手数料が少し高くても2社間を選ぶ企業が多いです。
財務会計支援機構も2社間ファクタリングサービスを提供しています。
財務会計支援機構は会社ではなく一般社団法人です。
営利を目的としていないため、社会的に信用ができるでしょう。
初めての利用で、会社選びに迷っているのであれば検討してみても良いかもしれません。
特徴は売掛先への通知をしないことのほかに、譲渡登記が無い、入金口座の変更が無いことが挙げられます。
債権の売買を公示するために譲渡登記を活用するのが一般的です。
これは同一売掛金を複数のファクタリング会社へ売り渡すのを防ぐ目的がありますが、財務会計支援機構の場合は登記が必要ありません。
手続きは面談や電話でスタートし、そこから3日から1週間ほどで実行します。
100万円から1億円ほどの買取になり、手数料は6〜10%です。
2社間はメリットもありますが、リスクがあることも知っておかなければなりません。
それは、取引先から送金されてきたものを自社の資金繰りに使ってしまうリスクや、税金や保険料を滞納しており、送金された資金が差し押さえされる、倒産によって滞留してしまうリスクなどが挙げられます。
特に多いのは、送金されたお金を資金繰りに使ってしまうことです。
取引回数が増えると手数料も安くできるため、適切に運営していく必要があります。
できるだけ早く資金化したい場合は、審査に必要な書類を準備しておくとスムーズです。
会社概要や直近決算書、希望の売り掛け明細の詳細がわかるものが必要です。
これらはデータ化し、メールで送ることになります。
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