資金調達におけるファクタリング手数料の相場と適正価格 Column
資金調達の方法にファクタリングがありますが、ファクタリング会社にも悪徳業者がいるため注意しなければなりません。
しかし、初めてファクタリングを利用する場合、どう判断するべきかわからないのではないでしょうか。
手数料や相場を知り、適正価格であるかを判断するといいでしょう。
他の資金調達方法とは異なり、ファクタリングは利息がありません。
その代わり、売掛債権の買取時に手数料が発生します。
手数料のポイントは、方式、ファクタリング会社の方針、売掛先の信用力、ファクタリングを利用する企業の信用力の4つです。
ファクタリングには2社間と3社間がありますが、2社間の方が手数料は高い傾向にあります。
その理由は、リスクが大きいからです。
3社間の場合は、売掛先から売掛金が直接支払われますが、2社間の場合は納入企業が支払うため、他の用途に使い込まれるリスクがあります。
そのため、貸し倒れになる可能性があるため、手数料を高く設定しているのです。
手数料のポイントの一つである売掛先の信用力は、倒産リスクが低いほど信用力が上がり、手数料が高くなります。
納入企業の信用力についても高い方が手数料は高いです。
しかし、一度でもファクタリング会社を利用し、取引実績があれば二回目以降は手数料が安くなるとされています。
一般的な相場は、2社間であれば6〜40%、3社間は1〜5%です。
ファクタリングを利用する際にも審査があります。
倒産リスクや、取引実績、売掛先との取引状況、売上、利益など様々なポイントを考慮して最終的な手数料が決定されます。
ファクタリング会社のサイトを見ると、手数料が何%〜と表記されていますが、これは審査結果で大きく異なるからです。
また、ファクタリング会社を選ぶ際に、手数料を高く設定している会社は儲けることを重視しており、儲けることよりも数を重視している場合は、手数料を安く設定していることが多いです。
適正価格かどうかを判断するポイントは、複数の会社から見積もりを取ることです。
ファクタリング会社を選ぶには手間と時間がかかりますが、資金調達で失敗しないためにもしっかりと見極めてください。
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