国際ファクタリングとは?【みずほファクター】 Column
海外バイヤーとの貿易取引を行う企業は、様々なリスクに対応できる体制を整えておかなければなりません。
一般的には貿易信用状が利用されることが多いでしょう。
これは貿易決済を円滑化するためのもので、銀行が発行する支払い確約書です。
しかし、最近では実務における負担を軽減させ、スムーズな取引を行うために利用しないことも増えてきています。
そのかわりに送金ベースの決済が主流となってきました。
送金ベースの決済は、債権回収のリスクなどがあるため、世界各国の金融機関が連携して輸出代金の回収サービスを提供しています。
これが国際ファクタリングです。
国際ファクタリングは安全性が高く、確実に輸出代金の回収を行います。
国際ファクタリングサービスを提供している会社は、それほど多くありませんが、みずほファクターはFCIのネットワークを活用してサポートしているため、輸出者は利用することを検討してみても良いかもしれません。
FCIとは、世界トップクラスの金融機関が加盟している資金調達のための、世界的な代表期間です。
90カ国に400の企業が加盟しており、独自のネットワークを提供しながら資金調達をサポートしています。
どのようなサービスかというと、後払いの送金ベースの輸出債権の回収を行い、インボイスごとに、その代金を回収して管理するといったものです。
また、バイヤー側の支払いができなくなるリスクを100%保証してくれます。
利用するにあたって、まず申し込みをしなければなりません。
希望バイヤーのクレジットライン設定を申し込むと、海外提携ファクターに審査の依頼を出して結果がみずほファクターに通知される仕組みです。
2週間ほどかかるため注意してください。
次に、保証限度額通知書の条件の知らせが届くため、それに従って後払い条件で商品を出荷します。
インボイスと船積書類のコピーは、みずほファクターに提出してください。
その後、情報を輸入ファクターに知らせて、輸入ファクターが期日までにバイヤーから代金を取り立て、資金をみずほファクターに入金し、自社に支払われる流れです。
海外との取引を行っている企業は検討してみてはいかがでしょうか。
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