銀行融資を受けやすい決算書作り!5つのポイントとは? Column

重要な決算書

重要な決算書

銀行から融資を受ける際は決算書が重要です。
決算書は企業の状況や価値を判断する書類であるため、作成の仕方次第で融資を受けられるかどうかが決まります。
特に営業利益が重視されるため、銀行にわかりやすくアピールしなければなりません。
銀行融資を受けるための決算書作成ポイントは5つです。
1つ目のポイントは、損益計算書です。
損益計算書は利益と損失が確認できる書類であるため、銀行融資の重要な判断材料となります。
営業収益が多いと良い印象を与えることができるでしょう。
しかし、少ない場合は営業外収益を見直すことで、決算書の評価を高めることができます。
例えば、投資用の不動産や本業以外に保険などの代理店業務を行なっている場合は営業外収益の中に売上として計上します。
営業収入が少なくても営業外収益を売上として計上させることで、損益計算書の印象が変わり、銀行融資が受けやすくなるのです。

ポイントをおさえて作成しよう

ポイントをおさえて作成しよう

2つ目のポイントは、貸倒引当金は差額補充法で計上することです。
売掛金や貸付金など債権を翌期に回収できない場合、当期の回収不能見込額として計上するお金のことを貸倒引当金と言いますが、経費の一つであるため金額が少ない方が営業収益を多く残せます。
差額補充法以外に洗替法がありますが、同じ業況であっても差額補充法で計上した方が、営業収益が残しやすいケースがあるのです。
3つ目のポイントは自己資本比率です。
会社全体の資本のうち、返済する必要がない自己資本の比率のことを言いますが、これは会社の安定性を評価する数値でもあります。
そのため、数値が高いほど高評価です。
平均は30%ですが、それ以下の場合は自己資金を増やす、総資本を減らすなどして自己資本比率を高めましょう。
4つ目のポイントは、売掛金と未収入金です。
未収入金が多いと評価が悪くなるため銀行融資が受けられない可能性があります。
可能なものは売掛金として計上し、未収入金を減らしましょう。
5つ目のポイントは、特別償却と圧縮記帳を上手に活用することです。
特別償却として計上した資産は通常よりも大きな金額の経費として計上することができ、決算書上の利益を増やすことができます。
圧縮記帳は積立金方式を用いることで、決算書上の利益を減らすことなく節税することができます。
これらの5つのポイントをおさえて銀行融資を受けましょう。

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