資金調達における手形割引とファクタリングの違いとは Column

手形割引とファクタリング

手形割引とファクタリング

資金調達には、手形割引やファクタリングなどの方法がありますが、違いを知った上で適切な資金調達方法を選択することが大切です。
手形割引とファクタリングは、入金されるお金の請求権利を第三者に譲渡し、本来の入金日よりも先にお金を受け取ることができる資金調達といった点で似た性質を持っています。
そのため、違いがよくわからないという経営者やどちらを選ぶべきかわからないという人も少なくありません。
しかし、大きな違いは確かにあります。
違いの一つは、売却対象です。
手形割引は手形、ファクタリングは売掛債権が対象となります。
また、貸金業法にも大きな違いがあります。
手形割引は貸付であるため貸金業法が適用されますが、ファクタリングは適用されません。
貸金業法が適用されるということは、貸金業の免許を持っている会社に限定され、利息制限法の上限金利が適用されることになります。
ファクタリングは売掛債権の売買となり、貸付業法が適用されず、どのような会社でもサービスの提供ができて利息の上限金利が適用されません。

手数料の違い

手数料の違い

手数料の違いも知っておきましょう。
手形割引は手形割引料という手数料があります。
一般的に、都市銀行が1.5〜3.0%、普通銀行は2.0〜3.5%、信用金庫は2.5〜4.5%、信用組合は3.5〜5.5%ですが、ファクタリングの手数料は2社間で5.0〜40.0%、3社間で1.0〜5.0%です。
手形割引の手数料が高い場合も、利息制限法によって15.0%以下となります。
しかし、ファクタリングは貸金業法が適用されないため利息制限法もありません。
そのため、ファクタリング業者が自由に手数料を設定しており、40.0%など高く設定していることもあるのです。
金利や手数料をできるだけ安く資金調達したい経営者はファクタリングよりも手形割引の方がいいかもしれません。
他には、信用力の違いがあります。
ファクタリングは審査が甘く、企業の信用力はほとんど問われることはありません。
手形割引は、ある程度問われるということを知っておきましょう。
どちらもそれぞれ特徴があります。
企業に適切な資金調達方法を選択してみてはいかがでしょうか。

資金調達お困りなら
ファクタリングコンシェルジュに
おまかせください

まずはお気軽にご相談下さい!

簡単無料診断はこちら 24時間受付中