社員を雇用する事業者必見!キャリアアップ助成金 Column
これから社員を雇用しようと考えている経営者もいるのではないでしょうか。
社員を雇用する際に知っておきたいのが、キャリアアップ助成金です。
キャリアアップ助成金とは、有期契約で雇用した社員を無期間の雇用に形態転換する場合に、一定額の助成金を受けられるもので、有効的な資金調達の一つになります。
人件費など正社員を雇用する際に発生するキャッシュアウトを補填することが可能です。
キャリアアップ助成金の対象となるのは、有期契約労働者、無期雇用労働者、派遣労働者の3つです。
有期契約労働者は、通算雇用期間が半年以上である労働者のことを言います。
無期雇用労働者も通算雇用期間が半年以上ですが、無期雇用労働者として申請事業主に雇用されていなければなりません。
派遣労働者は、派遣期間が半年以上の派遣場所で就業している労働者のことです。
キャリアアップ助成金は、それぞれ支給額が異なります。
例えば、有期労働から正規雇用への転換であれば一人当たり40万円の支給額です。
有期労働から無期雇用への転換と無期労働から正規雇用への転換は20万円となります。
また、1年度1事業所あたり対象労働者の上限があるため注意してください。
しかし、キャリアアップ助成金の申請は簡単ではありません。
雇用契約の内容が厳格に規定されているため、受給要件を満たしていても提出書類が原因でキャリアアップ助成金を受け取れないこともあるのです。
そのため、しっかりと書類を作成する必要があります。
キャリアアップ助成金は、正社員化コースや人材育成コース、賃金規定等改定コース、健康診断制度コース、賃金規定等共通化コース、諸手当制度共通化コース、選択的適用拡大導入時処遇改善コース、短時間労働者労働時間延長コースの8つがあります。
それぞれ対象者が異なるため、キャリアアップ助成金を利用したい企業は対象者や特徴を把握しておくことが大切です。
特に、正社員化コースは改定により人数の拡充はされましたが、支給賃金のアップなど要件追加で厳しくなりました。
助成金の申請時は、しっかりと確認しましょう。
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