金融機関からのファクタリングのメリット・デメリット Column
ファクタリング会社にも様々な種類があり、金融機関もファクタリングを提供しています。
例えば、三菱UFJやみずほ、三井住友などです。
都市銀や地銀もファクタリングを提供しており、ファクタリング会社を選ぶ際に安心感のある3大メガバンクを選ぶ経営者も少なくありません。
金融機関のファクタリングを利用するメリットは、規模が大きいほど手数料が安くなることです。
メガバンクが最も安く、次いで都市銀行、信用金庫、ノンバンクや民間企業の順で手数料が安くなっています。
しかし、金融機関のファクタリングはメリットだけではありません。
審査が厳しく、2社間ファクタリングを扱っている金融機関がないというデメリットがあります。
2社間ファクタリングができないということは、売掛先と協議をすることや債権譲渡登記が必要になるということです。
さらに、ファクタリングの額も上限が制限されており、資金繰り問題を解決するために必要な資金を調達することが難しい場合もあります。
金融機関にファクタリングを申し込むということは、経営するための資金が足りず、状況が良くないという企業の状態を表しているものです。
そのため、今後、銀行融資を申し込みする際にマイナスになり、借入している資金の引き上げを検討される可能性があります。
取引をしている金融機関にファクタリングを申し込む際は注意が必要です。
また、対応スピードが遅いといったデメリットもあります。
ファクタリングのメリットは資金を即日調達することができることですが、銀行や信用金庫などの金融機関は2、3週間かかります。
すぐに現金が必要な場合は、金融機関ではなくノンバンクや民間のファクタリング業者に相談するといいかもしれません。
このように金融機関のファクタリングには手数料が安いというメリットと、融資への影響、対応スピードが遅いというデメリットがあります。
重要な取引先に取引を停止されてしまい、審査に時間がかかって手遅れになってしまってはファクタリングを利用する意味がありません。
特徴を把握した上で、ファクタリング会社を選ぶことが大切です。
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