資金調達をするための準備についてColumn
安定した事業を継続していくためには、資金調達が重要なポイントですが、資金調達の前には準備が必要です。
起業して初めての資金調達をするという人は、やっておくべき準備について知っておきましょう。
初めの準備は、目的と資金の利用方法を明確にすることです。
まずは資金調達する目的を全て洗い出しましょう。
なぜ資金調達をしなければならないのかを見える化することで、資金調達に関する漠然とした悩みが解決されるはずです。
見える化で注意しなければならないことは、具体的な数字を出すこと、現実的な視点で検討することの2つがあります。
必要なお金を時間軸と合わせて計算すると、いつまでにいくら必要なのか、などが見えてくるでしょう。
これは資金調達だけでなく、経営をしていく上でも大切なことです。
また、「上手くいけば」といった希望的観測は除いて、現時点の実力であればどの程度の資金が必要なのかを数字で計算してください。
資金が極端に少ない、極端に多いといった場合、双方のリスクを軽減することができるのです。
資金調達は外部から調達するものであるため、お金を出す側にメリットがあるということが、わかるようにしておくこともポイントになります。
資金調達先によって異なりますが、銀行であれば安定性と収益性を重視しており、事業者に貸したお金を確実に支払ってもらえるようにしなければなりません。
投資家であれば企業が成長し、株式を売却することで利益を得ようと考えます。
どの資金調達方法を選んでも、お金を出す側はしっかりとした目的と目標を持って資金を出していることを忘れてはいけません。
企業が成長していくためにも資金調達は重要なポイントになりますが、多くの人は行き当たりばったりです。
急にお金が必要になると、慌てて投資家や銀行などを駆け回ったりする人も少なくありませんが、常に資金調達の目的と目標を明確にしておき、まとめて提示しておくと焦ることがなく、銀行や投資家にアプローチしていくことができるでしょう。
スムーズに資金調達ができるようにするためにも、しっかりと準備をしてください。
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